大砲の製造と深穴明け加工

夏期休暇中に大砲のことを調べました。第2次世界大戦の戦艦・大和や武蔵に搭載された大砲は46cm(45口径)3連砲有効射程は20kmとのことから、そのすごさが伺えます。大砲の砲身は芯金鍛造して造られた内筒と外筒、そして中間にワイヤーの層があるヤキバメの3層構造。この製造方法は、発射の衝撃がいかにスゴかったかを現しています。
私が若い頃、実際に大型艦船用の大砲を製造した経験のある定年前方が会社に居たので、興味深くその製造方法を聞いた。40年くらい前に聞いた話ですので、間違っている事もあると思いますが、概要下図のような製造方法です。

現在は、このような大口径の大砲は作られていませんが、各メーカーの大型鍛造技術から大型発電機用のローター製造、また同じ芯金鍛造方法からは、各種発電機用の大型鍛鋼リング材料が製造されています。またもちろん兵器としての大砲は、専用のBTA方式の深穴加工機械で加工されていると思います。

また、現在の大砲は、上記で説明して様な多層構造ではなく、1本(単筒)の材料からできており、射撃回数をカウントして、規定の発射回数で砲身交換をするそうです。
弊社では、大砲などの加工は行っていませんが、BTA方式のカウンター加工で長尺パイプ用の内面加工を行っています。
STKM-13Aシリンダー用鋼管材料の内面孔拡げをしたり、射出成形機の長尺シリンダー内径加工を行っています。

カウンターヘッド

 

カウンターヘッドで孔拡げを行う

 

 

当社広島工場では、大径パイプの内径加工用にボーリング機も設備しています。切削油は、自動で切れ刃部分だけに供給されます。硬度の高い耐熱鋼などの加工もバリバリこなす頼もしい存在です。

【仕様】
・内径:275 ~ 750mm
・長さ:1,200~6,000mm
(トンボ加工で9,500mm)

今月は「経営理念」を唱和しています

当社では社内報「Sakkou Times」を年に2回発行しています。その創刊号に頂いた当社井上社長の挨拶の中に「会社は社員のために、社員は会社のために・・(中略)、一人一人の力は強くなくても、チームプレーにより、その力は倍加します。」があります。
まさに経営理念で唱和している内容にもこれが反映されています。個の力を高め、チームワークで勝っていく体制づくり。その為には人材育成が大事と。
現代の様に変化が激しい時代にこそ、「基本」と「個の力」が効いてきます。
自分自身も毎日漫然と唱和する事が多いですが、時々は、唱和して自己を見つめ直す時が必要です。
来週からの夏期休業期間は、そういった自己を見つめ直す為の時間もとりたいです。

 

 経営理念

■お客様からの受注があってこそ、会社は存立する。
「全社員が営業マンの意識を持ち、受注獲得を最優先としよう。」

■仕事の質の向上が結果を高める。
「難しい仕事もあきらめずに、創意工夫で乗り切ろう。」

■進歩は変化から起きる。
「変化をおそれずに、新しいことに挑戦しよう。」

■経営は修羅場の連続である。
「強い心を持って、困難を克服しよう。」

■会社の利益があってこそ、社員の待遇は改善される。
「自分の役割を確実に遂行し、会社の利益拡大を目指そう。」

■会社の将来は社員が決める。人が育てば会社が育つ。会社が育てば社会に貢献できる。
「自分自身の人間性を高め、人材育成を第一とする会社にしよう。」

若松のくきのうみ花火大会

 

九州工場から写真を送ってもらいました。当社九州工場がある若松の夏の夜の風物詩「くきのうみ花火の祭典」が7/29(土)20時~開催されました。仕掛け花火や打ち上げ花火など約4,000発が洞海湾に咲き乱れました。きれいですね。そして見物客に近い所で花火が見れるのが醍醐味ですね。
さあ、明日から8月。花火の様に元気いっぱいに暑い夏を乗り切りましょう!!ご安全に!

ヒマワリ2017 from Fukushimaが咲きました

昨年はお休みしましたが、今年も福島の「福島ひまわり里親プロジェクト」に協賛し、種を購入して植えたものが、一斉に花を付け始めました。
川崎工場入口横の花壇でたくさんの笑顔が咲いています。茎はあまり太くなく小ぶりですが、しっかりと花が咲きました。
今年は、たくさんの種が取れると良いのですが。。。 敵はスズメだそうです。

2017年夏期休業のご連絡

この度の九州北部豪雨災害で被災されましたれ皆様に、心よりお見舞い申し上げます。また、一日も早い復旧をお祈りしております。

今年の三工場のお盆休みをお知らせいたします。新しい祭日である「山の日」に始まり、ちょうど旧盆が含まれ6連休となります。尚、5日(土)と19日(土)は、営業日となっております。

川崎駅前のさいか屋


川崎駅前の京急線高架のしたからさいか屋跡地を見た今朝の写真です。梅雨はまだあけていませんが、晴れあがった真っ青な空が大きかったのでパチリ! 三角形の右下には、一昨年5月まで百貨店のさいか屋がオープンしていましたが、今年の取り壊しで、その姿が見えなくなったのでした。バス停の名前「さいか屋前」は、残るのでしょうね。跡地の使われ方は、まだ決まってはいないようです。

社内報第5号(2017年6月30日発行)が完成しました


社内報第5号(2017年6月30日発行)が完成しました。今回も各工場から若手のホープの皆様から寄稿を頂きました。ボディビルダーの中途入社の方もいて、多彩な人材が紹介されています。
表紙の写真は、本年3月に川崎工場の社員旅行で撮影した「伊豆大島から昇る日の出」です。業績も、朝日の様に登り調子で行きたいですね。

下の写真は、今までの1~4号までの表紙を掲載しました。次号からは、表紙の写真を、社員の皆様方からスマホで撮ったものを投稿頂きます。どんな映像が集まるか楽しみです。次回発行は、12月25日の予定です。

BTA加工だけでなく外削・開先加工もやります


SFVCの配管継手素材にφ70のBTA貫通を施工しました。
汎用旋盤を使って、今回は、内外削と開先加工を承りました。また、開先加工は、簡単で難しいそうなんです。その様に加工担当者が言っておりました。((+_+))なんのこっちゃい。。。

無線LAN中継器を導入しました

 TP-LinkのAC750 無線LAN中継器RE200

川崎工場事務所の2階はWiFiが弱く、会議室用にTP-LinkのAC750 無線LAN中継器RE200を購入設置しました。
また、LANケーブルの口があり、無線LANが付いていないパソコンも有線でLAN接続できました。
ネットで回線速度を計ると10Mbps以上あり、かなり高速でのWiFi接続が可能になりました。
Skypeを使っても、もう映像や音声が切れることなく快適です。また、白くて見栄えが良いです。

親機は同じTP-LinkのArcherC55です。少し大きめですが、頼もしいです。

 TP-LinkのArcherC55