以前紹介しました「深穴明け加工方法」の中でトレパニングという加工があります。写真の様に芯を残して深穴を加工できます。
両端から深穴を明けたので、芯材の中央にツバが残っています。
「BTA加工の知識」カテゴリーアーカイブ
長尺の鋼材に小径の孔を明ける
小径のBTA加工も得意です
重量物のBTA方式深穴明け加工
7トンを超える製品のBTA加工です。Φ180×800mm長さの止め孔の深穴を加工しました。
深穴明け加工方法
日本にBTA方式深穴明け加工が紹介されて50数年。その加工方法は、現在も当時と同じ以下の3種類に大別されます。射出成形機、中空成形機、食品加工機のシリンダーやスクリュー、クランクシャフトの給油用の孔、油圧制御のシリンダーやマニホールドブロック、ラリーカーのショックアブソーバーなど、BTA方式の深穴加工の用途は拡がっています。
深穴加工の中には、より歴史のあるガンドリル方式の穴明け加工があります。重切削や高精度の深穴加工の分野では、ハイスピードで作業能率の良いBTA方式の方が優れています。BTA方式機械の外観、能力、写真などは→コチラを見てください。
◆ソリッドボーリング加工
一般的な加工方法で、ムクの材料に穴明けする場合に使用されます。孔になる部分の材料は、全て切粉になります。図中では、ボーリングバーの内を通って排出される切粉を小さな短冊で表示しました。
◆トレパニング加工
材料に大径の穴を明ける場合に使用されます。孔の中心部分(芯材)を残して深穴加工をする専用のヘッドが使用されます。
◆カウンターボーリング加工
材料に既に穴が明いている、またはパイプ状の材料の穴拡げ加工に使用します。面粗度や精度が必要な場合にも用いられます。
BTA方式深穴明け加工について
深穴加工(BTA加工)とは
BTAとは、Boring&Trepanning Associationの略(ボーリングとトレパニング加工)で、金属加工での重要な工程である深穴の切削加工です。高速で面粗度の良い深穴加工(深孔加工)を行える特徴があります。
下図の様に、ポンプで加圧された高圧の切削油が加工物に接したプレッシャーヘッド(圧力頭)に送られ、明けられた穴とボーリングバーの間隙を通って刃物に達し、切粉と共にボーリングバー内を通り抜け、切粉受とマグネットフィルターを通過してタンクに戻ります。詳しくは →コチラから
材質:SACM645 4,100mmシリンダーの深穴加工(BTA加工)中型のBTA機で加工中の動画