長さ3.3メートルのSCM材料へφ23の貫通孔をトンボで加工しました。
長手中央部での孔の段差は、3本ともに1mm程度。
端面から覗くと、かなり細い三日月が長さ方向の中央部にあるように見えます。
材料固定で、ヘッドが回転するタイプのBTA機械を使用しました。
月別アーカイブ: 2022年1月
BTA加工ヘッドの切レ刃
今日はヘッド回転方式のBTA機械の切削現場からお伝えします。
SCM440材料へφ17mm × 1,200mm肩止めの深穴明け加工をおこなっているヘッドです。
写真左は刃がろう付けでヘッドに装着されている従来からあるタイプです。
写真右はカートリッジ式の超硬チップをヘッドの先端にネジ止めするタイプです。
チップ式の方は刃が3段になっており、刃先の抵抗も小さく、切粉も細くなり、ヘッドやボーリングバー内での切粉詰まりも少なくなると思われます。
深穴明け加工の切削回転数と送りは、過去の加工実績を元に、熟練したオペレータが実際の切削を行いながら調整しています。