月別アーカイブ: 2018年2月

ベリリュウム銅ってスゴイですね


ベリリュウム銅は、当社でも深穴明け加工を行っております。日経新聞に左の日本ガイシの広告が掲載されていました。銅に2%程度ベリリウムを加えた合金で強いだけでなく耐食性や優れた導電性があるそうです。
ベリリュウム銅は海底ケーブルの中継器のケースに使われています。下の写真が当社でBTA施工した海底ケーブル中継器の内側に入る小さめのケースになります。日本ガイシ殿では、メインの海底ケーブルのベリリュウム銅製のケースを製造しています。サイズも少し大きくなります。世界中の8,000mの海底に施設されています。海底ケーブル事業で有名なのがNECや富士通づす。『海底8000mで25年動く光中継器,実は“手作り”』とNECを訪問した日経BPの記事に中継器の説明が載っています。富士通ジャーナルにも光海底ケーブルの記載がありました。
インターネットですぐに世界中のニュースや動画・スポーツ観戦ができるのも光海底ケーブルのおかげですね。
『“衛星中継”は今や昔!? 通信は宇宙から海底へ』の見出し。通信速度も携帯が世界規模で5Gへ。いっこく堂さんがやっていた「あれ・・・声が・・・遅れて・・・・聞こえて」も、もう少しすると国際電話が遅れない通信速度にりますね。

深穴明け加工や旋盤加工に名脇役がいます

歌いはしませんが、ハンドラッパーという道具です(笑)。様々な用途に使われます。BTAでも旋盤でも刃が立ちすぎている時に、少しオトシタリします。旋盤などで、あと少しという所で研いだりもします。粗い物は、BTA施工後のバリ取りにも使える便利な道具です。

 

写真は、通常使用しているハンドラッパー工具です。プラスチック素材に砥粒が固着させて付いています。歯ブラシの様な形状ですが、ブラシにあたる部分でコスリます。

非鉄の切粉(キリコ)を見てみましょう


左側が銅、右がアルミの切粉になります。
色からみると、不謹慎ですが10円、1円となりますね。
同じ銅でも酸化物を含まない高純度銅JIS C1020(無酸素銅)、C1011(電子管用無酸素銅)があります。無酸素銅はOFCU(オキシジェン・フリー・カッパー)と表記されます。他の銅合金ではクロム銅、アルミニュウム青銅、ベリリュウム銅などがあります。銅は耐腐食・自己潤滑性に優れます。
アルミもJIS A1050は純アルミニュウム。A5052、A5056等は最も多方面に使われている中強度のAl-Mg系合金。A7076などは超々ジュラルミンとも呼ばれてアルミ合金の中でもトップクラスの強度を持っています。