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BTA加工って何ですか?

深穴加工(BTA加工)とは
BTAとは、Boring  &Trepanning Associationの略(ボーリングとトレパニング加工)で、金属加工での重要な工程である深穴の切削加工です。高速で面粗度の良い深穴加工(深孔加工)を行える特徴があります。
下図の様に、ポンプで加圧された高圧の切削油が加工物に接したプレッシャーヘッド(圧力頭)に送られ、明けられた穴とボーリングバーの間隙を通って刃物に達し、切粉と共にボーリングヘッドとボーリングバー内を通り抜け、切粉受とマグネットフィルターを通過してタンクに戻ります。詳しくは →コチラから

sakkou_BTA

 

 


材質:SACM645 4,100mmシリンダーの深穴明け加工(BTA加工)中型のBTA機で加工中の動画

BTA方式深穴明けには、ワーク固定でヘッドが回転する機械があります

図の2番の様にBTAはワークが回転している状態で、チップが付いたヘッドを送って行って深孔をあける構造になっています。図の1番の様にワークが固定で、チップが付いたヘッドが回転して深孔をあけるBTA機があります。
この場合は材料の中央ではなく、偏芯した場所に深孔を明けることになります。

 

ロールやクランクシャフトの脂孔、油圧回路の制御用マニホールドなどの深孔加工に適しています。また、板材やロールの冷却水穴などにも使われています。

新年あけましておめでとうございます

穏やかな新年を迎え、皆々様にはお健やかに新年をお迎えのこととお喜び申し上げます。新年二日・三日の箱根駅伝では大きな感動をもらいました。昨年のラグビーワールドカップでも感じたのですが、チームの為にわが身をなげ打つ姿勢です。特に駅伝はその区間は独りですが、チームのキャプテンをはじめメンバーがコースの脇から大きな声援を送りそれをランナーが励みとして走ったと語っていました。沿道からの声援も大きな励ましの力となって今年の新記録を達成したのでしょう。もう一つ、「練習は裏切らない」と選手が語っていました。常連の大学が次々とシードからもれました。栄枯盛衰ではないですが、伝統だけにしがみつていても勝てない時代が来ています。個人も会社も同じではないでしょうか。掛け声だけでなく、よく考えて行動し、苦しみに耐え、最後は楽しんで皆で勝つ!という年にしていきたいと決意しました。