カテゴリー別アーカイブ: BTA加工の知識

長尺の丸棒材料に小径の深孔を明ける

73x4700Bar23BTAΦ70mm×4,700mmという長尺の丸棒材料にΦ23mmの深穴明け加工です。材料を固定し、BTAのヘッドが回転する方式で深穴加工をトンボ(両端から深穴を明ける)で施工。センターの段違いは約0.3mmという好結果。条件によっては、1~2mmの段差ができます。
下図はトンボ加工の説明です。

マグネット吊り具は便利です


写真の様なマグネット吊り具(リフティングマグネット)をクレーンのフックの下に付けて使用します。板状や角柱の形状をした製品で磁石に付く材料は、このマグネット吊り具を利用して製品の移動に使用します。
このマグネット吊り具は1,000Kg(1Ton)まで吊上げ可能です。

写真の様にマグネット吊り具の右のバーが手前にある時はマグネットがON。バーを向こう側に倒すとマグネットがOFFになって材料が離れます。

全加工も承ります

中実のステンレス棒材からの内外削加工製品です。
本材料は、まずBTA施工で中空パイプを製作します。続けて旋盤で外削・丈ギメをして規定の寸法に仕上げます。
この製j品には、端面の開先加工も加えられています。

熱処理、寸法公差や加工形状、内面研磨のホーニング加工など、お客様からの様々な要望に応えられるように、当社の協力会社様と一緒に積み上げてきた豊富な経験を製造に生かしています。

深穴加工は、色んな分野の製品に使われています


当社の会社案内にはA3サイズで色んな産業分野で使われているBTA加工製品を掲載しています。
最近では、航空・宇宙の分野でもBTA加工製品が使用されています。

技術的にお客様と打合せ・改良をして実現した製品。加工段取りを検討して、従来加工不可と思われていた加工ができる様になった事などが多々あります。
さあ!何かご相談ある方はぜひご連絡ください。

偏芯加工って何ですか?


BTA深穴加工は、上図の様にワーク(加工物)を回転させ、その中心に超硬チップをセットしたボーリングヘッドを右から左に送っていき、穴を掘っていくイメージです。チップでカットされた切粉は、切削油と共に中空のボーリングバー内を通って、油タンクへ戻ります。ワーク回転の場合は、中心孔のBTA加工です。

下の写真の様に、ワーク(加工物)が固定された状態でボーリングヘッドが回転するBTAで穴明けを行うと、偏芯加工が可能になります。下の写真は、切削するヘッドが左から右へ送られて、穴明け加工中です。右のバーは、穴が貫通した時に、油が漏れないように取り付けた金属ブロックを押さえています。

ガンドリルでも偏芯穴の加工ができますが、BTA方式の深穴加工機の場合は、大径の穴も加工可能です。
下の写真は、上のBTA方式深穴加工機で加工した大径の穴です。
 

深穴明け加工を入口から○○mmまでと指定して明けることはできますか?

上図はφ100×1,000Lの材料にφ50の止め孔を明ける場合の参考例です。
上段は、φ50のBTA加工で肩止めで500mm深さの指定
下段は、φ50のBTA加工 先端止め514mm深さの指定
止め孔の場合、間違えないように、肩と先端を明示しています。

BTA方式深穴加工・・トンボ加工


トンボ加工とは、上図の様に、長尺材料の半分くらい迄深穴加工をした後、材料を反転して反対方向からも深穴加工をして深穴を貫通する方法です。当社のHPの加工能力の所で「両端から加工」の意味になります。上記図中でのL1というのは、旋盤荒加工(荒引き)の事です。

この場合、穴が重なる部分に微小な段差ができますので、水や油穴等に向きます。また、精細な加工を行う場合の下穴の用途としても使われます。さらに精細な穴を加工するには、カウンター用のヘッドを使って+0、-0.3mm の様な公差で穴を拡げて仕上げます。

カウンターヘッド

なぜト ン ボと言うのか諸説あるようですが、トンボが空中で急に反転する所から来たようです。歌舞伎の蜻蛉をきるという宙返り(とんぼ返り)からという説も。
トリビアですが、旋盤のバイトは(ドイツ語のノミ、英語の噛むという説も)の様に西洋の言葉では無いようです。

BTA方式深孔加工・・ 偏芯加工、偏芯孔加工

 BTA方式の深孔明け機械は、旋盤の様にワークを回転させて、その端面からカッターを装着したヘッドを送って行き、穴を掘っていくイメージです。この場合ヘッドは、固定しています。ヘッドを回転させる方式の深孔明け機械もあります。詳しくは、こちらのページを参照ください。
ガンドリルは、ワークを固定し切れ刃を送って行き、穴を掘っていきます。これと同じ様にワークが固定で、BTA方式のヘッドを回転しながら穴を掘っていく方式もあります。この場合は、偏芯した位置に径の大きな深穴を明けるのに適しています。写真は、左から右に深穴を明けています。右側に写っているバーは、穴が抜けた時のエンド側をしっかりと押さえてシールしています。
この偏芯加工ができる深孔加工機は、当社の川崎工場と九州工場に各1台設備されています。下の写真は、九州工場で加工した、大径の穴が偏芯で明いている製品です。誤作ではありませんので、念のため。。。。 偏芯加工、偏芯孔加工、偏心深穴加工とも呼ばれています。


偏心穴加工は、左の穴明け方式の1番ヘッド回転方式です。製品が固定されていて、ヘッドが回転して深穴をあけます。ケガキ線でマーキングされた位置に深穴加工を施工します。

チップといってもお金ではなく、切削用です


三菱マテリアルのサイトに「切削工具の出来るまで」が掲載されていました。
どの様に超硬チップが製造されるかの図解がでていました。
BTA方式の深穴加工のヘッドはロウ付けの物もありますがチップを数枚使って穴加工をするタイプがあります。
下のチップは、小型BTA用ヘッドのチップとガイドです。いろんな形がありますね。

下のチップは、旋盤用に使っているものです。チップホルダーにチップをセットして使います。