月別アーカイブ: 2017年4月

ホーニングって何ですか?


ホーニング(honing)加工という言葉があります。honeは英語で砥石で研ぐという意味になります。加工物の内径を精密に仕上げるのに必要な加工工程がホーニングです。左の写真がホーニングのヘッドです。砥石が付いた部分を穴の内面に押し付けながら回転し、往復運動させます。円筒状の補冶具により押し付けるのですが、油圧式・機械式・手動式があります。
はめあい公差でH7、H8で穴を仕上げる時などに、BTA加工をしてからホーニングを施工します。
穴の内径がφ60mmの場合、H7の穴のサイズが 60~60.030の範囲(30μ)に入っていなければなりません。当社では、ホーニング前にホーニング下のBTA加工と言って、寸法を 59.7~60.0mm の範囲で施工し、この後で、お客様指定の公差にミートするようにホーニングを施工します。
下の写真はφ60mmのホーニング施工後の製品です。穴の部分を拡大してみると斜めに線が入っている様に見えます。これは、クロスハッチ(綾目)と言って砥石を穴の内面に押し付けながら回転し、縦型のホーニング加工機だと上下の往復運動させるとホーニングの砥石の条痕が綾目になります。
クロスハッチは、油圧シリンダーなどの各種シリンダーの内面で潤滑油を保持するなどの働きがあります。
 孔部の拡大

各工場で加工能力のちがいはありますか?

当社は、本社・川崎工場、広島工場(三次市)、九州工場(北九州市)の3工場で操業しております。


3工場が所有しているBTA方式深穴明け加工機械の大きな加工能力の違いはありません。詳しくは、ホームページを参照してください。

各工場の特徴としては;
川崎工場は、BTA方式深穴明け加工機が8台と、他工場の2倍の台数があります。
広島工場は、加工可能穴径が750mmと一番大きいです。
九州工場は、最大加工径200mmmの偏芯穴加工が可能なBTA機械を所有しています。偏芯穴加工機は川崎工場にも設置してあり、こちらは最大加工径が65mmです。下は偏芯穴加工後の製品写真です。

また、材料持ちでの加工、内外削、ホーニング加工等もお受けいたします。詳しくは、各工場にお問合せ下さい。

今年もツツジが来たー!


今年もツツジの季節が来た~♬
5月に入ると6日に立夏を迎えます。先週から急に暑い日が続いていますが、今年はこれから更なる暑さとの闘いになりそうです。
ツツジの赤は、本当に美しいです。他にもピンクや白のツツジがありますが、赤がきれいです。
モッコウ薔薇もそろそろですね。これから、次々と色んな花が開花していきます。

深穴加工で「振れ止め」って何ですか?


長尺材料の深穴明け加工を行う場合、加工される材料の途中を振れ止めで受けることで、同軸度を小さくするような高精度の加工ができます。

下は、材質SACM645、長さ4,100mmのシリンダーを振れ止めを使って深穴加工を行っている動画です。

トンボ加工って何ですか?


トンボ加工とは、上図の様に、長尺材料の半分くらい迄深穴加工をした後、材料を反転して反対方向からも深穴加工をして深穴を貫通する方法です。当社のHPの加工能力の所で「両端から加工」の意味になります。
この場合、穴が重なる部分に微小な段差ができますので、水や油穴等に向きます。また、精細な加工を行う場合の下穴の用途としても使われます。
上記図中でのL1というのは、旋盤荒加工(荒引き)の事です。

なぜト ン ボと言うのか諸説あるようですが、トンボが空中で急に反転する所から来たようです。歌舞伎の蜻蛉をきるという宙返り(とんぼ返り)からという説も。
トリビアですが、旋盤のバイトは(ドイツ語のノミ、英語の噛むという説も)の様に西洋の言葉では無いようです。

各工場でラジオ体操を行っています

当社では、ラジオ体操第1の号令・指導入りの音楽に合わせて体操をしています。きっかけは、土曜日出勤を利用して行われる川崎工場検討会です。検討会では、工場の全メンバーで実務教育・勉強会、現状の問題把握とその解決に向けた打合せを行っています。
2012年11月の川崎工場検討会で、グループ長から「毎週月曜日だけでもラジオ体操をやろう」という声が出て、ラジオ体操を始めました。それは、今日まで全工場で続いています。ここがスゴイ!継続はチカラです。
休み明けのなまった体に、短時間ですが、ラジオ体操での刺激が心地良くてたまらないとの声も。毎日体操を行っている工場もあります。下は、iTunesのラジオ体操の曲のページです。

ちなみにNHKのテレビとラジオの体操は、こちらのページでご覧頂けます。

川崎工場の花壇では「八重紅彼岸桜」が満開です


川崎工場で2015年の春に植えた「八重紅彼岸桜」が「そめいよしの」より少し遅れて満開になりました。まだまだ幹は細いですが、可憐なピンクの花びらを付けました。もっとたくさんの花を付ける様に成長してほしいです。


同じ花壇には「アミガサダケ」と思われるキノコも生えてきました。ネットで調べると春を告げるキノコだそうです。食用になるキノコの様ですが、職場の誰も食べると言いません。キノコに詳しい方、教えてください。

経営理念を毎朝唱和しています

2013年から「心訓」に代わって写真の「経営理念」を毎朝唱和しています。2014年からは、「心訓」と「経営理念」を毎月交代で唱和することにしています。

 読み手:「お客様からの受注があってこそ、会社は存立する。」
 全員で唱和:「全社員が営業マンの意識を持ち、受注獲得を最優先としよう。」
 から始まる6項目です。

仕事をする上での心構えと目標を皆で唱和しています。ここには、当社社長の掲げる「チェンジ & チャレンジ]の精神も入っています。変化の激しい時代だからこそ、それを乗り切る箴言ともなります。

さあ、今日もご安全に!!

毎朝「心訓」を唱和しています

 当社の各工場では毎朝「心訓」を唱和しています。
この「福澤心訓」は、慶應義塾大学の創設者である「福澤諭吉翁」が作成したと言われていましたが、今では福澤の作ったものではなく、作者不明とされています。
しかし、毎朝皆で交代に音読していると、「世の中で一番楽しく立派な事は、一生涯を貫く仕事を持つという事です。」から始まる「心訓」を、私はわが身に当てはめて読むことが多くあります。会社員として、社会人として、父母として、子供として、そして人として含蓄の深い言葉です。

2014年からは、あらたに「経営理念」を唱和しています。月ごとに「心訓」と交代して、毎朝唱和しています。
唱和の前後に各工場で、安全についてなど工場長から話があります。
今日も、ご安全に!!

経営理念については、次回紹介します。