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チャッキングのこと


チャッキングのWikioediaには「チャック装置 (チャックそうち、英: chuck) は、工作機械にワーク (加工対象) を固定する工具である。またボール盤にドリルを取り付けるように、切削工具を固定する用途もある。ワークをチャック装置で固定することをチャッキング (chucking)、またはチャックするという。」とあります。3本爪、4本爪、チャッキング方式ではスクロールチャック、インディペンデント(単動)チャック、コレットを使うコレットチャック等々記載されています。
BTAのチャック装置は旋盤と似ています。
上記のBTAチャッキング部の写真は、小型BTA機のチャック部です。
4つ爪の単動タイプのチャック装置となります。
高精度に芯出しを行うことができます。
円形以外の四角形の断面のワークもチャッキングしてBTA加工ができます。
写真で気づくのはチャックの爪と製品の間に銅板が入っています。
これは製品に傷をつけないためなのです。ココが大事なのです。

バー回転方式のBTA機械


写真はバー回転方式のBTA機械(当社機番KB200)のヘッド部とワーク端面です。ちょうどS45Cの止め孔加工を終えてバーを引き戻した所です。
バー回転方式のBTA機械はアキュムレータなどの芯がずれている加工に適していますが、写真の様に素材中心へのBTA加工も問題ありません。
寸法的には、φ130×800Lの素材に対してφ31の深孔加工を行い、肩寸法330mmの止め孔となっています。