長さ2.6メートルの窒化鋼SACM645へφ24の貫通孔をトンボで施工しました。
長手中央部での孔の段差は、2本ともに0.5mm程度。
材料固定で、ヘッドが回転するタイプのBTA機械を使用しました。
月別アーカイブ: 2021年6月
BTA加工ってどこに使われているの?
BTA加工は私たちの身の回りでは、当社の会社案内に掲載しているような製品の深穴明け加工として使用されています。大きな物では鋼板圧延用の大型ロールやクランクシャフトの軸受給油孔のBTA加工加工、発電機の中心ロール軸中心孔など重量もTon単位の製品に使われています。
プラスチック製洗面器、車のダッシュボードや燃料タンクを製造する射出成形機や押出し機のシリンダー中心孔もBTA加工されています。更に大型液晶装置や半導体製造に使う銅・チタン他様々な材料の円筒ターゲットの中心孔もBTA深穴加工機械で加工します。またNC複合機などに組み込まれているスピンドルの深穴加工にもBTAが使用されています。
金属だけでなくポリペンコなどの樹脂素材にもBTA加工を使えます。精度良く深穴を明ける技術は今後もニーズが高いでしょう。