止め孔の寸法を指定するには? 上図はφ100×1,000Lの材料にφ50の止め孔を明ける場合の参考例です。 上段「500L 肩止メ」は、φ50のBTA加工で、刃先の肩までの寸法が500mm深さとなる指定 下段「514L先端止メ」は、φ50のBTA加工で、先端までの寸法が514mm深さとなる指定 止め孔の場合、肩までの寸法なのか、先端までの寸法なのかを間違えないように指示します。
BTAにはヘッド回転方式もあります 図の2番の様にBTAはワークが回転している状態で、チップが付いたヘッドを送って行って深孔をあける構造になっています。図の1番の様にワークが固定で、チップが付いたヘッドが回転して深孔をあけるBTA機があります。 この場合は材料の中央ではなく、偏芯した場所に深孔を明けることになります。 ロールやクランクシャフトの脂孔、油圧回路の制御用マニホールドなどの深孔加工に適しています。また、板材やロールの冷却水穴などにも使われています。