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GE製の超音波厚さ計を使っています

GE製の超音波厚さ計を使用しています。
標準試験片でのキャリブレーション(校正)を使用する前に行います。
左上のプローブ(探触子)を測定したい所に油やグリセリンを塗って密着させて計測します。0.01mmまで計測できます。

BTA加工した孔の同軸度を測定できます。
例えば;
・端面から指定された寸法の所で
・90度ピッチで肉厚測定
最大肉厚-最小肉厚=偏肉度
偏肉度=同軸度 の様にして測定します。

芯ずれ量=同軸度×1/2 となります。

超音波検査の理論を応用して厚さ計を作ったんですね。旧クラウトクレーマーと書いてあったので超音波検査(UT検査)機器の世界的なメーカーの物ですね。

ヘッド回転方式のBTA機械で長尺材料を加工しました

長さ3.3メートルのSCM材料へφ23の貫通孔をトンボで加工しました。
長手中央部での孔の段差は、3本ともに1mm程度。
端面から覗くと、かなり細い三日月が長さ方向の中央部にあるように見えます。
材料固定で、ヘッドが回転するタイプのBTA機械を使用しました。

BTA方式深孔加工|トンボ加工とは

【下穴加工】長尺材料のトンボ加工

トンボ加工とは、上図の様に、長尺材料の半分くらい迄深穴加工をした後、材料を反転して反対方向からも深穴加工をして深穴を貫通する方法です。当社のHPの加工能力の所で「両端から加工」の意味になります。上記図中でのL1というのは、旋盤荒加工(荒引き)の事です。
この場合、穴が重なる部分に微小な段差ができますので、水や油穴等に向きます。

【仕上げ加工】
上記の下穴をさらに精細な穴を加工するには、カウンター用のヘッドを使って+0、-0.3mm の様な公差で穴を拡げて仕上げます。

カウンターヘッド

なぜト ン ボと言うのか諸説あるようですが、トンボが空中で急に反転する所から来たようです。歌舞伎の蜻蛉をきるという宙返り(とんぼ返り)からという説も。

トリビアですが、旋盤のバイトは和製語で(ドイツ語のbeitel ノミ、英語のbite 噛むという説もある)西洋の言葉では無いようです。