BTA方式の深孔加工では、一般的に金属への深穴加工が多いのですが、近年は、MCナイロンといった機械的強度と加工性に優れた樹脂材料への深穴加工も行っています。様々な樹脂製品が、工業部品として使われる様になっています。試作も承りますので、ぜひお声をかけてください。
また、様々な材料加工についてもご覧ください。⇒こちらです。
月別アーカイブ: 2017年2月
トレパニング加工は、金属深孔明け加工のひとつです
トレパニング加工後の製品写真
左の写真は実際にトレパニング加工を行った後です。製品はアルミ製。深穴明けのサイズは、径が約300mm x 長さ約5Mのトレパン加工です。大きい径の深穴明け加工行う場合は、まずトレパニング加工で穴を明け、更にカウンター用のヘッドを使用して孔拡げを行います。両端から深孔加工(トンボ加工)をしているので、中央にツバができています。ツバの先端は鋭利なので、ケガをしない様に注意が必要です。
トレパニング加工は、トレパン加工とも呼ばれ、金属深孔明け加工のひとつです。芯材を残して金属のボーリング加工を行うことができるのが特徴です。深穴明け加工については、こちらを参照ください。
トレパニングヘッドに取り付けられた円周上に並んだチップが、負荷分散をしながら切削を行います。
写真はBotek社のトレパニングヘッドです。