STKM-13A鋼管の内径を孔拡げして、シリンダー等に使用される事が多くあります。公差等がきびしい場合もありますが、当社とお客様で打合せしながらBTA施工をしております。
アルミ材の大径深孔加工
最近は、耐食性と溶接性も良好なアルミ材が多くあります。写真はφ400mmで深穴加工されたアルミ材です。
深穴加工の最大加工寸法は; 川崎工場:400mm、広島工場:750mm、九州工場:450mm です。
詳しくは、→こちらをご覧ください。
小径12mmの深孔明けが施工されています
芯材3兄弟
様々な材質への深穴加工を行っています
BTA方式の深穴加工では、当社では多種多様な材料に対して、加工させて頂いた実績があります。
通常の一般鋼やSUS316などのステンレス鋼はもちろんのこと、チタン、アルミニューム、窒化鋼、ハステロイ、インコネル、銅、ベリリューム銅、MCナイロン他樹脂製品などの実績があります。また、様々な試作も行わせて頂いております。材料調達から内外削&ホーニングもお引き受けいたします。お気軽にお問合せください。
MCナイロン製品への深穴加工もやっています
BTA方式の深孔加工では、一般的に金属への深穴加工が多いのですが、近年は、MCナイロンといった機械的強度と加工性に優れた樹脂材料への深穴加工も行っています。様々な樹脂製品が、工業部品として使われる様になっています。試作も承りますので、ぜひお声をかけてください。
偏心孔加工もできます
BT A方式深穴明けの特長とは
創業当時から変わらないのがBTA深穴明け方式の特長です。
1)穴明け長さが穴径の100倍以上可能です。
当社の各工場での加工可能サイズは、加工能力一覧をご覧ください。
2)精度、面粗さ、真直度等が非常に良好です。
重切削に耐えられる剛性の高いBTA方式深穴明け盤を使う事によって得られるメリットです。
ヘッド・カッター・ガイド・剛性の高いボーリングバー、そして高圧の切削油のコンビネーションからもたらされます。
当社は、2013年にサウジアラビア向けに製造したBTA機の据え付け、試運転、操作指導行いました。
3)多目的使用が可能です。
ソリットボーリングヘッドは、ムクの材料に穴明けする場合に使用され、孔になる部分は、全て切粉になります。
トレパニングヘッドは、材料に大径の穴を明ける場合に使用され、孔の中心部分(芯材)を残して深穴加工ができます。
カウンターボーリンクヘッドにより、既に明いている穴を更に拡げたり仕上げすることができます。
サウジアラビアで当社のBTA機が稼働中
トレパニング加工とは
以前紹介しました「深穴明け加工方法」の中でトレパニングという加工があります。写真の様に芯を残して深穴を加工できます。
両端から深穴を明けたので、芯材の中央にツバが残っています。