トレパニング加工は、金属深孔明け加工のひとつです

トレパニング加工後の製品写真
左の写真は実際にトレパニング加工を行った後です。製品はアルミ製。深穴明けのサイズは、径が約300mm x 長さ約5Mのトレパン加工です。大きい径の深穴明け加工行う場合は、まずトレパニング加工で穴を明け、更にカウンター用のヘッドを使用して孔拡げを行います。両端から深孔加工(トンボ加工)をしているので、中央にツバができています。ツバの先端は鋭利なので、ケガをしない様に注意が必要です。

 

トレパニング加工は、トレパン加工とも呼ばれ、金属深孔明け加工のひとつです。芯材を残して金属のボーリング加工を行うことができるのが特徴です。深穴明け加工については、こちらを参照ください。

トレパニングヘッド

トレパニングヘッド
trepanning-tool

トレパニングヘッドに取り付けられた円周上に並んだチップが、負荷分散をしながら切削を行います。

写真はBotek社のトレパニングヘッドです。