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小倉城と北九州市の発展

20161123_kokurajyou小倉は、北九州市の中心都市で、人口は、約95万人。海外の観光客も多く訪れる小倉城に行ってきました。小倉城は、慶長7年(1602)細川忠興公が築城した名城。当時は「唐造り」とよばれ、全国唯一の珍しいものでしたが、現在の城は、昭和34年に再建したものです。明治時代には、陸軍第12師団司令部庁舎が本丸跡に建てられ、その当時の大砲が残されています。小倉城の隣には松本清張記念館があり、実際に東京井の頭線沿いに住んでいた当時の家の部屋が館内に再現されていました。スゴイ本の数です。

小倉城は、リバーウォークにあります。紫川と小倉城に囲まれたエリアに、おもしろい形のビル群が並んで立っています。これを反対側の紫川の上から見たのが下の写真です。
歴史的には、日本の四大工業地帯でしたので、川の汚染もひどかったようです。公害問題に対して母親を中心に住民が立ち上がり、今では紫川は、街のシンボルとなりました。洞海湾も、渡船でボラが飛び上がるのをみれるくらいキレイニなりました。休みには、家族連れなど、多くの釣り人もいます。
リバーウォークには、NTT北九州支局が入っており、先日の相撲九州場所では、8Kテレビ放送を行っていました。その他、リバーウォークには、映画館、劇場、レストラン、ファッション、アップルショップ、スターバックスなどがあります。オープンテラスでは、みんなでゴスペルを歌う歌声が響いていました。東京よりオシャレかも。。。
20161123_riverwalk

旧古河鉱業若松ビルのある南側海岸

furukawa若松駅方向から若戸渡船に向かって歩くと、左手にとんがり屋根のビルが見えてきます。その先に三菱のマークを付けた倉庫が。港が明治大正の様に錯覚してみえます。
とんがり屋根のビルは、旧古河鉱業若松ビルです。
大正8年の建築といわれ、煉瓦造りの二階健の建物です。1階と2階のホールは、展示や会合に使われています。
また、2階の資料室には、若松の明治時代から近代までの地図が壁一面に貼り出されています。石炭の積み出しで日本一にぎわった若松港の歴史を学べます。また、実際の石炭の展示などがあります。昭和30年のころの若松区本町2丁目あたりには、映画館が10軒あったと聞いています。当時は、通りで人がすれ違うのも大変だったとのこと。大正から現代まで、かつて賑わっていた若松をじっと見ていた建物達です。今も、使用しているのがスゴイです。
休日には、県内外から若い女性のグループや若い男女のカップル、歩け歩けのイベントで来たのか、多くの年配の方々が、南側海岸を歩いています。
若戸渡船には、自転車の愛好家も多く乗船しています。
みんな、若松の明治・大正の建物を見て、「ホーツ」とため息を漏らしています。